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今日出会ったタクシーの運転手さん

今日、事情により、私は東京駅に5キロの猫と持てる限界に近いキャリーケースと共に到着しました。汗

新幹線を降りて、人混みの中、二個もキャリーケースは引けないと思い、猫を入れたキャリーケースは背負うことにしました。

ホームに一旦置いたキャリーケースを背負う時、猫が一瞬片方にずりっと下がった気がしましたが、もう片方の肩もベルトに入れて、何とか背負うことが出来ました。

が・・・、重い!!!痛めていた左肩にベルトが食い込んで、気持ちが悪くなり、これ以上は無理な気持ちになってきました。

 

タクシーで帰ることにしました。

タクシー乗り場は、前に10人位並んでいましたが、どんどんタクシーがやってきて、あまり待たずに乗ることが出来ました。

は〜、助かった〜。

猫は、新幹線の中で震えているように見えたので心配でしたが(実は新幹線に乗る前に乗ったタクシーで、間違えてトランクに乗せてしまったので、短時間だったけれど臭いサウナ状態で具合が悪くなったのかも、猫さん、すまん!)、タクシーに乗ってからキャリーケースの中を見ると、時折私の方を見て大人しくしていました。

 

その乗ったタクシーの運転手さんが、結構話しかけてくる人でした。

私がどこから東京に来たのかなどと尋ねられ(私は東京に住んでいるように見えないのでしょうか?)、手短に答えた後で、私も運転手さんの出身地を尋ねました。

その方は静岡県から東京に出てきてタクシーの運転手になったそうなのですが、何でも、勤めていた会社が倒産して、保証人になっていたために、借金のかたに奥さんや子供と住んでいた自宅を手放して、東京に出てきたそうなんです。

 

そのような方について、気の毒だとか可哀想だという見方もあると思いますが、私はその話を聞いて凄く感動しました。

思わず、勇気ありますね!と言ってしまいました。

もし、自分の夫がいきなり職を失い、住む場所も失い、お金もなくなったら・・・、自立していない女性は焦りますね。物凄く動揺して、勢い余って実家に帰ったりするかもしれません。

でも、当の本人は、当然に冷静ではいられませんよ。まだ学生の子供がいたなら尚更。

でも、その方はうろたえずに、冷静に対処したわけです。見た目は痩せ気味な男性なのに、人の強さというのは見た目では分からないものです。当時、周りからはけなされたようですが、今できる事は何かを考えて、行動に移したのです。そして、仕事が落ち着いてからすぐに家族を呼び寄せ、今は東京で皆で暮らしているそうです。タクシーを運転しながら自分の奥さんのことを話している姿は幸せそうでした。

 

凄いなあ〜、なんて話しているうちに、タクシーは家の前に到着してしまい、運転手さんはキャリーケースをトランクから出してから深々とお辞儀をして「ありがとうございました」と言って去って行きました。

名前もタクシー会社も覚えていませんが、東京のどこかで、今日もその人は頑張っているのだと思います。いつも通りの暮らしだったら出会わない人。何だか東京が前より素敵な街に見えました。

 

 

 

 

 

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